物語のないMONO-語り

中学生の海外生活の日々を描く

中級から上級へ!‐くじけずに難しい英語の本を読む方法‐自粛期間中古典や名作で英語力をアップさせよう!

私は三、四年ほど前にバルセロナのインターナショナルスクールに英語能力0で入りました。でも、もともと言語が好きだったことや、周りのサポートもあり、一年もたたずに普通にしゃべり、授業も問題なく受けられるようになりました。

でも、言語だけでなく、何事も0から90に行くのが簡単でも、最後の10%がなかなか手強く、完璧!と言えるようになるのには時間がかかります。

今年、ロンドンに引っ越してきて、現地校に入り、改めて、まだ私は成長できるなと思いました。特に成長したいのが単語。やっぱり単語のバリエーションが豊富だと文章を書いているときにかっこいいですよね。

そこで、単語を勉強するときに私が行っているのは読書。もともと本が好きなのですが、やはり読書は言語の習得に本当に効果的なんです!その国の文学と触れることで伝統や歴史も知れて、言語をより深い視点から学ぶこともできます。ネイティブみたいにしゃべれるようになるには、そこの国民と同じような価値観や考え方を経験することが大切ですもんね。

 

前置きが長くなりましたが、本題へー。

始めての英語の古典

私が初めて英語の古典を読んだのは去年、先生に勧められてでした。最初は抵抗があったのですが自分の英語をさらに次のレベルに持っていくためには自分の今のレベルの1.7倍くらいのレベルの本を読まないといけないな、と思い、勧められたJane Austen の Pride and Prejudice を読んでみました。

正直最初は「失敗した、、、」と思いました。まず英語が難しい。1813年に書かれたこともあり、単語や言い回しが古くて、何について話しているのか、ついていくので精一杯でした。お話もペースが速くてどんどん、という感じではなく、読んでいてあんまり楽しくないなあと。

でも、あきらめずに読み続けると話もひねりがあり、くすっと笑えるシーンがあったり、、、最後読み終えたときには達成感はもちろん、面白かったなあ、とさえ思えていました。難しくて大変だったのですが、私が好きなミステリー系とは違い、読み終わった後、ただ面白くて爽快感があるだけでなく素敵なメッセージを渡された気持ちになれます。苦労しながら歩いていき、その先で今にも破れそうな紙に包まれた特別で秘密にしたくなるような何かをこっそりと貰ったような、そんな感覚です。

でも、当分はClassic novelはいいや、と思いました。特別な贈り物ですからそう頻繁にもらうものではありません。

 

でも再び、、、なぜ一年もたたないうちにまた手を出したのか

Pride and Prejudiceを読んでいたのが去年の夏。そしてあんなに苦労をした思い出があるのに私は一年もたたずしてこの春また古典を手に取ったのです。しかも今回は前回の本より倍の厚さ。今度はJane Austen のEmmaです。

なぜまた読みたくなったのかというと

1.英語を上達させたい

2.Emmaの映画がやっていて本を読んでから映画を、見たいと思った

3.何だかまた古典にトライしたくなった

 

Jane Austenの作品を二作読んでみて共通して良かったこと

  • 昔の上流社会にいる気分になれる(舞踏会のシーンなど読み終わると自分もそのおしゃれで高貴な社会にいたかのような気分になれる)
  • 登場人物のキャラが濃くて面白い(ものすごく心配性なお父さんやいつでもどこでもマシンガントークを繰り広げる隣人。ステレオタイプや人間の欠点を大げさにした風刺的要素も楽しめる)
  • 強い女性(男女差別が普通だった昔の時代に書かれていたにもかかわらず、主人公は聡明で心の強い女の子。インスパイアされます。)
  • リアル(いわゆる何でもできる主人公ではなく、かならず欠点があり、そこがまたリアル。登場人物がみんなキャラが強くて目に見える欠点があるのでなかなかお気に入りのキャラクター、というのができなくて感情移入できないところがどんどん読み進められない理由かな、と個人的に思ったのですが逆にそれがリアルさを足しています。)
  • イギリスの18世紀ごろの暮らしを学べる(階級社会やその時代の人々の考え方を感じることができます)
  • メッセージがある(必ず色々なメッセージが隠されていて考えさせられます)
  • 英語のレベルアップ(やはり美しい文学に触れると言語能力もアップ)
  • 話が面白い(案外どんでん返しがあったり先が読めなかったり、普通に物語として楽しめます)
  • ジョークなど分かった時の爽快感(面白おかしく書かれている部分や、皮肉などに気が付いて、笑えると あっ今100年以上も前の人と共感できてる!と自分の英語能力にさらに自信がつき、何とも言えない爽快感を感じられます)

 

くじけずに読みきる方法

古典や名作って日本語でもなんだかとっつきにくいのにましてやそれが英語になると、、、

最初頑張るとその後楽しくなっていって上に書いたようなメリットがあるのですが、そんなに苦しんでまで古典を読む必要があるのか、ということですよね。それは、絶対に英語を上達したいのなら通るべき道ですが上達する前にくじけてしまって古典に悪い印象を持ってしまっては意味がありません。

そこで、Jane Austen の作品を二作読んでいるうちに私が気が付いた「こうやって読めばくじけずに、最後まで読める!」という方法を紹介していきたいと思います!

 

1.分からない単語はいちいち調べない!

単語学習のために読んでいるとしてもいちいち調べていたら全然進まず、疲れてしまいます。何度も出てきたり、この単語重要そうだな、と思うものだけを調べて、メモしておいてください。

2.重要じゃない章と重要な章を見分ける

〔私の考え〕昔は本は教養のためや、貴族が優雅に楽しむためにあったので、物語の筋を理解するうえで必要のないもの、ただ楽しむだけ、教養を高めるために書かれている章などが結構たくさんあります。私も最初のほうは全部理解しないと、と思っていたのですが読んでいくうちに「何となくわかっていればいいもの」と重要な部分の区別がつくようになっていきました。永遠と会話が続く場合や永遠と描写がおこなわれている章はキャラクターの個性をよりたたせるためだったり、昔の貴族のために物語を長く、読み応えのあるものにするためだったりします。今は本の中の意味のない文章は嫌われる傾向にあり、伏線を張ったり、物語を理解するために必要なものだけを書くほうが洗練された文章になるというミニマリストな考えが広まっていますが昔は「無駄」こそが芸術だという考えだったのだと思います。もちろんそのゆとりのある考え方も素晴らしくて、物語の別の楽しみ方だと思うのですが、最初から全てを分かり、楽しもうとすると途中で疲れてしまうので慣れないうちはあいまいさを許す、というマインドセットで読むとくじけずに読み進めることができると思います。

3.楽しむ

何事も楽しくないと続かないので「勉強」だと思って読むのではなく新しい境地に足を踏み入れる気持ちで未知の世界を、何が何か良くわからなくても楽しんでみてください!

4.パラレル読みする

ライトで簡単な現代の英語の本とパラレルで読むと、少し古典疲れしたな、と思った時に気分転換しながらも英語脳を停止させない、英語をとにかく上達させたい人には無理せずに成長を止めない良い方法です。このパラレルで読む本は自分の今のレベルと同じか、少し低めのレベルのものを選んでみてください。そうすると「分からない!」という古典を読んでいるときに感じてしまうかもしれないストレスを解消することができます。

5.インターネットは駆使する

今の世の中に生きている特権です!どうしても分からないな、という時はインターネットでそこまでのあらすじなどを読んでみてください!

6.声に出して読む

声に出して読むと内容が頭に入ってきやすくなり、会話のところなど、感情を入れて読むと劇みたいで楽しくなってきます。飽きてきたり、眠くなってきたり、何度も同じ文を読み返してしまう人、一度試してみてください!発音上達の効果も期待できます。

どうせ誰も見ていないんだから、恥ずかしいと思わず役者になった気持ちで!

 

まとめ

とにかく、古典を読んで悪いことなんて一つもないので深く考えず、とりあえず読んでみてください!Jane Austen の作品は素晴らしいものが多いですが他にも有名な作家がたくさんいるのでタイトルやあらすじ、カバーなど、惹かれたものを選んで読んでみたらはまってしまうかも!

英語中級から上級になりたいのなら、古典をトライ!そして古典にトライするのならおうち時間が増えている自粛期間中の今!

楽しみながら言語を上達させたくありませんか?

働いて支えてくださっている方々に感謝を伝えるには‐私たちに今出来ること

コロナの状況の中でも職場に足を運び、リスクと隣り合わせで働いている人達がいます。医療関係者、スーパーの店員、介護福祉士、ごみ収集作業員など他にも私たちがこの非日常的な世界でできるだけ「日常」を過ごせるよう、頑張ってくださっている方々がいます。そんな方々に感謝を伝えたい、と思ってもこの状況ではなかなか難しいですよね。でも出来ることはあるんです。私の学校から送られてきたメールの内容や、イギリスのニュースで言われていること、街中の人々がやっていることなどを参考に今、私たちにできることのいくつかを書いていきたいなと思います。

 

ごみ収集作業員へ感謝のメッセージ

コロナの状況でなくても、ごみの収集は危険で大変です。今、みんなが怖い中、作業員の方々も外に出たくないだろうに毎日私たちのために頑張ってくださっています。忘れがちだけれど、彼らの働きがなければ私たちの毎日は回らないといっても過言ではないでしょう。まさに縁の下の力持ち。そんな作業員の方々に感謝の気持ちを伝えてみませんか?

ロンドンの多くのエリアでは各家庭が大きいごみ箱をいくつか家の外に持っていて、そこに分別しながらごみが入った袋を入れて、エリアによって違う、一週間に一度の回収日に中身が持っていかれます。日本でも生ごみの日はごみ箱ごと置くエリアもあると思います。そこで、感謝のメッセージを書いたポスターをごみ箱の見える場所に貼っておきましょう。ごみ箱を持ち上げるときに気づいてくれて感謝のメッセージが届くように。

長い文章でなくて、一言感謝のメッセージを書き、イラストや色でデコレーションするなどだけで良いんです。デコレーションだって苦手だったり恥ずかしかったりしたら文字だけでも。

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私が貼る予定のもの

窓から人と道をハッピーに

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イギリスの公園で見つけた虹

イギリスではこの状況の中でもポジティブにいるために虹の絵をかいて道路に面した壁に貼る、という動きがあります。この間散歩に行ったら道が虹の絵で溢れかえっていて、その光景が美しくて、優しくて、、、前向きな気持ちになれました。会えないけれど今まで以上に私たちは心で強くつながっているのだなと実感しました。

そこで私は日本でもこのような動きが広まればいいのにと思い、そう簡単に広がらないものと分かっていながらも始めてみることにしました。日本と考えると思い浮かんでくるのは美しい自然。花ってお祝いの時に送られたり、見るだけで明るい気持ちになれますよね。なので私は花がいいと思いました。好きな花の絵をかいて道から見える場所に飾り、日本の道を色とりどりの花で溢れさせる。今は旅行が出来なくても、友達や家族に会えなくても、こうやって繋がっていられる方法はある。花の数は優しさの数。

いつもツイッターを使わないのでフォロワーはいないし、そこで書いただけだと広まらないのレベルにも達しないくらいなのでここでもお願いしたいなと。

 

 

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紙はエコのために裏紙で

自分も他人もハッピーになれるように、日本の道を花と優しさで埋めるため、これを読んでくださった方、シンプルな絵で良いので好きな花の絵を描いて、道から見える場所に貼ってください!そして、友達や知り合いの方などにもできれば広めていただけると嬉しいです。たくさん広がらなくても、他のだれかについて考え、行動する時間というのは大切だと思います。お願いします!#花で笑顔を咲かせよう

 

買い物を代わりにする

近所に体が不自由なお年寄りはいませんか?もし、いるとして、知っている方だとしたら代わりに買い物に行く、というのはいいアイデアかもしれません。もちろん、買ったものを渡すときは会わずにチャイムを鳴らして、買ってきたことをインターフォン越しに伝え、ドアの前に置いておく、そして受け取ったほうは除菌する、など安全面は気を付けないといけません。でもこの状況の中、重症化しやすいお年寄りの方々は買い物に行くのに不安を感じているかもしれません。そんな方々のために、電話などで必要なものを聞いて、代わりに買うというのはお互いを支えあえるいい方法なのではないかと思います。一人で寂しい思いをしていらっしゃる方もいると思うので電話などで体調を聞いたり、雑談をするのもいいですね。こういう時こそ近所同士の支えあい、というのが大切になってきます。私もお母さんが少し前に仲良くなった近所の方にたまに届けに行ったりしています。

 

笑顔でいる

笑顔というのは不思議なもので、笑顔になるだけで良いことが舞い込んできたり、前向きな気分になれたり、その上見た人をまでハッピーにしてしまうのです。このストレスがたまりやすく、不安も抱えやすい今だからこそ笑顔の力を信じて笑ってみるのはどうでしょうか。ポジティブになれるかもしれません。周りの人もきっとあなたの笑顔につられて少し明るい気持ちになれると思います。

 

まとめ

「今私たちにできること」は家にいることだけではないのかもしれません。些細なことに思えても、感謝を伝えるのは忘れやすい分だけ大切で、誰かの心を癒し、元気を与えることができると私は思っています。そんな簡単なこと、、、と笑うのではなく、簡単だからやってみよう、が誰かの一日を良いものにして、優しく、明るい社会になるのではないかな、と思います。不安なのはみんな一緒だからあえて笑ってみよう。そして誰かを少しでも幸せにしてみよう。今こそ、勇気と優しさの大切さを感じ、伝えるときです。

VE day London-感動、、、ロックダウン中だからこそ繋がれる

一昨日、五月八日は75th VE(Victory in Europe) day でした。第二次世界大戦でドイツが降伏し、ヨーロッパで勝利した日です。その後も八月まで日本との戦いは続き、たくさんの命が失われたのですが、この日はイギリスやフランスにとってとても大切な日で、盛大に祝われます。いつもならパレードやイベント、パーティーなどが催されるらしいのですが今のコロナの現状では当然すべてキャンセル。この75という区切りの数でみんなで集まって失われた命をしのび、勝利を祝うことができないというのはみんな、特に戦争で戦った方々にとっては悔しく、悲しいことだったと思います。75年前は勝利とヨーロッパでの終戦を祝っていたのに今はウイルスとの戦いがまだ終わっていません。でもだからこそ今まで以上に戦時中の人の気持ちや、「当たり前」の大切さを実感できるのではないか、ある意味75という節目の数を迎えるにあたってたくさんの犠牲を払いながら戦争が私たちに残してくれたメッセージを実感を持って受け取れるのではないか、と思います。

 

今と昔を繋ぐ音楽

戦時中にイギリスで国民に好かれ、歌われてきた”We'll meet again”という歌があるのですがその歌詞が今のコロナの世界の状況と重なる部分があるということでVE dayに国中で歌われる、という事でした。↓歌詞と私なりの日本語への訳(直訳ではありません)

We'll meet again, (いつか会えるわ)

Don't know where,(どこかで)

Don't know when (いつか)

But I know we'll meet again some sunny day(青空の下でまた会えるって知ってるから)

Keep smiling through,(笑顔を忘れないで)

Just like you always do (いつものあなたのように)

'Til the blue skies drive the dark clouds far away(青空がこの暗い雲を追い払うまで)

 

So will you please say "Hello"(だからハローって言って)

To the folks that I know (私の知っている仲間たちに)

Tell them I won't be long (長くはならないって教えておいて)

They'll be happy to know (彼らはきっと喜ぶわ)

That as you saw me go (私が行きながら)

I was singing this song (この歌を歌ってたってね)

 

とても素敵な歌詞で今の私たちの心に響く歌ですが曲の題名でもあるWe'll meet again というフレーズはエリザベス女王のコロナについての国民へのスピーチにも使われました。

 

テレビで

BBC1 で75周年のプログラムをやっていて、九時にはエリザベス女王のスピーチも放映されました。もともと九時にみんな自分の家の、ドアの前でWe'll meet again を歌おう、というう、という呼びかけがあったのですがエリザベス女王のスピーチも同時刻でそれもみたい、、、とタイミングがつかめず結局私のエリアは誰も外に出て歌っていませんでした。でも住民がみんな同時刻に自分と同じものを見ていると思うと同じ空間を共有しているような、そんな気持ちになりました。

スピーチの後はWe'll meet again がテレビで流れました。NHSの方々や、スーパーや薬局などで働いている方々、消防隊員、armyの方々などが歌っている映像で最近笑いのツボも涙のツボ?も浅くなってきている私は感動して泣きそうになってしまいました。人と会うことができず、家で不安とともに暮らしている私たち、自分の命を危険にさらしながらも最前線で戦い、私たちをサポートしてくださっている医療関係の方々やスーパーの店員さん、毎日不安と悲しみの多い今の世界ですが、この一つの曲を通じて勇気を与えあい、一瞬でも笑顔になれる。そんなことを思わせるような映像でした。

そして次に流れたのがBBCのキャスター達の映像。一人一人がそれぞれの担当しているエリアについて触れながらメッセージを言っていくというものでした。

”One day, we'll tell you there are no new cases."(新しい感染者数が0だと報告できる日が来ます。)

”One day, plans will be made and kept."(予定を組み、予定をキャンセルせず守ることができる日が来ます。)

”One day sport will return." (スポーツが再開される日が来ます)

といった感じで、、、

”but until then, stay safe and we will keep on providing you with all the reassurance and information you need. " (だからそれまで頑張ってください。私たちは皆さんが必要な安心と情報をお届けし続けます。)という風に終わりました。

離れているのに今まで以上に人との繋がりを感じられるってなんか不思議です。神様が何かのメッセージを伝えるために起こしたことだったのかな、とつい思ってしまいます。

 

道で

この日は天気が良かったので人を避けるよう気を付けながら散歩に出ました。最近本当に空気がきれいで、、、少なくとも自然は喜んでいるのかな、と。マイナスなことばかりではありませんね。

人こそいないものの、道は喜びに満ちていました。家々はイギリスの旗などで飾られ、家族が玄関の外で太陽を浴びながら笑っている。

そんな中、特に印象的で感動したことがありました。両親が買い物をしている間私は店の外で待っていたのですが、その時突然 "Have a nice day!!" と声をかけられました。驚いて顔をあげてみると可愛らしい女の子が車から顔を出しなら手を振っていました。思わず笑顔になり、”Thank you! You too!" と答えましたがその後も心があったかく、ハッピーな気持ちでした。見ているとその女の子はすれ違う人全員に笑顔で車の中からハッピーをふりまいていました。知らない人に声をかけるだけでも緊張することなのにそれを車の中から、、、彼女みたいに勇気と幸せにあふれた人になりたいな、と思いました。(勇気と優しさってまるでシンデレラみたい😀)

良い一日を、この一言で本当に一日がぱあっと明るくなるのですからやっぱり挨拶って大切だな、とその小さい女の子が思い出させてくれました。言葉は力を持っている。傷つけることも、喜ばすこともできる。自粛期間中で家族としかしゃべらないと忘れてしまいそうなことですが、今だからこそ言葉の力を思い出し、人との繋がりを大切にする。何かが無くなってからその大切さに気づくことって多いですよね。一生気づかないよりは少し遅くても気づいたほうが良いだろうな。いや、遅すぎるってことはきっとないんでしょうね。(なんか急に意味不明なこと語りだした人がいる笑)

 

まとめ

この新しい日常の中で日々発見や驚きがあり、人の温かさなどを感じることも多かったのですが、今回はVE day と重なった日のプチ幸せについて書いてみました。ネガティブなニュースが多い中小さいポジティブなことが埋もれがちかもしれませんがこんな時だからこそ毎日前向きに、小さな

 

おうち時間にやりたい!海外で流行ったbullet journalを始めよう☆

自粛期間中のネタがきれた、、、という方は多いのではないでしょうか?思わず頷いてしまったそこのあなた!bullet journal(バレットジャーナル/ ブレットジャーナル)を始めてみませんか!?(どっかのテレビショッピングで聞いたことのあるフレーズ、、、)

 

 

Bullet Journal とは?

私はバルセロナに住んでいた時、友達の勧めで2,3年ほど前に始めたのですが調べてみると、、、

アメリカのRyder Caroll氏によって発案された手帳法で、海外ではかなり前から流行っていたみたい。ま、この際トレンドとかは気にしません!だって始めて見ると本当に楽しくて、しかも役に立つんだもの!

  • ←これがBullet  つまり箇条書き!

Bullet Journal は自分についてや、未来、夢、予定や毎日について記録していく手帳のようなもの。記録というとなんか面倒くさい気がしますがバレットジャーナルは長い文章は基本的に書かず、色分けしたり、簡単なイラスト、箇条書きなどで毎日の自分の様子と変化をかいていきます。

 

バレットジャーナルをやるメリット

1. 自分と向き合える、ポジティブになれる

勉強や仕事など、毎日忙しいとつい、どこに向かって走っているのか、自分とはそもそもどんな人なのか見失ってしまいます。私は基本ポジティブなのですが、落ち込んでしまった時などはゆっくりと自分が今なにを目指しているのか、自分には何が合っているのか、などを一つ一つ自分で整理していくといつの間にか、もやもやした気持ちが消えて、頑張ろう!と思えるようになっていたりします。その自分との向き合いを簡単に習慣にしてくれるのがバレットジャーナルなのです。

2.一日を振り返る時間ができる

毎日平凡に見えても一日の中ではたくさんの出来事がある。それは一か月を振り返ったときには思い出さないくらいの小さな出来事かもしれない。でも毎日の自分が一年後の自分を作るから、その毎日の変化を心にかき留めておくのは大切だ、と私は思います。

でも、毎日寝る前に振り返ろう、と思っても結局忘れちゃうのが現実。そこでバレットジャーナルをやっていれば物としてそこにあるわけだから忘れずに、しかも短時間で「今日」を記録することができるのです。

3.リラックス効果

リラックスの時間にもついつい仕事や学校での大変なことを考えてしまう、、、という人は多いと思います。いつもコンピューターや携帯と向き合っているこの時代、ペンを手に、紙と触れ合う機会は少ないと思います。バレットジャーナルのデコレーションをしていると無心になり、自然と心が安らいだりします。紙と向き合う時間は現代社会の人々には必要な時間なのかもしれません。また、ページをデコレーションし終わったり、上手くできたりすると達成感を感じ、リラックスしながら罪悪感も感じなくて済みます。毎日行うものなのでなんか今日は何もできなかったなーと落ち込んでいる日でも一言書くだけで一つの「タスク」を終えた気持ちになり、やることがたくさんあって焦っているときも「一つ終えた」と思うことができて、少し楽な気持ちになれます。

4.予定の整理、夢が増える

手帳のようなものなので毎日起こったことだけではなく、これからの予定も書いて、整理することができます。市販の手帳と違って自分で作るので、自分の仕事や暮らしにあったようにレイアウトすることができて使いやすいし、カラーなども使うので一目で予定が分かり、約束を忘れることが減るかもしれません。また、過去や自分についてのことが視覚化されていると頭が整理され、はっきりと物事が見えるようになり、夢が増えたりもします。その夢をまた、書くことによってワクワクして、毎日にいろどりが増えるのです。デコレーションな想像力も使うので脳の活性化や、仕事の問題の解決策や素晴らしいアイデアがふっと浮かぶ、、、なんてことも!

 

どうやって始めればいいの?

必要なのは紙とペン。以上!最初は本当にシンプルに始めて、だんだんと、やっていくうちにこういう風にしたいなあ、とかが出てくるので最初はこだわりすぎず!

一般的には手帳のようなノートやドット入りのノート(まっすぐかけるように)が使われるのですが私はかいている間におさえていないと閉まりそうになるノート、というのが好きではなくて、ノートを買うときにはそこをチェックするようにしています。ちなみに今私は無印のリングが付いている黒いノートを使っています。(ドットとか線に支配されたくないタイプなので紙は無地)

ペンは大好きなジェットストリームの0.38の黒、バルセロナの文房具屋さんで買ったけどたぶん日本にも売っているStabiloのpoint88 のカラフルなペン、色鉛筆、そしてSARASA のカラージェルボールペンを使っています。

私は今年二冊目を始めて、慣れてきたので友達のアイデアを盗ませてもらってマスキングテープをページの端に縦に貼ったり、いろいろ試しています。

自粛期間中の今、何か始めようと思っても買い物に行けないので断念、、、なんてことも。そのところ、バレットジャーナルは家に誰もが持っているノートとペンで始められるのですから、今の状況にもぴったりです。コロナがおさまったらこんなことをしたいなあと夢を膨らませたり、自粛生活が終わったらこれを買いにいってノートをデコレーションしよう、とかずっと家にいて落ち込みがちな今でもポジティブにさせてくれます☻

 

何についてかこう?

最初のころはPinterest からデザインなどのアイデアをもらい、今は色々なものからインスパイアされながら自分なりにデザインを決めたりしています。bullet journal ideas bullet journal monthly covers とPinterestで検索するとたくさんアイデアが出てくるのでそれを真似すると簡単に素敵なページが作れます。

 

ページのアイデア

1.毎月の記録

マークや色を決めて(いい日はオレンジ、疲れた日は黄色、、、など)簡単に毎日の気持ちの変化などを記録。一言書くスペースも作り、今日あったことを書いても👍

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最近の私のmonthly cover- Pinterest などからアイデアをもらって。

2.誕生日ページ

友人や仕事仲間の友達を覚えていると喜ばれますよね。

3.自分について

自分についてゆっくりと分析できる機会って意外と少ないもの。かっこいいレイアウトデザインがたくさん!でもPinterestの写真を貼ることはできないのかな、、、?どなたか知っていれば教えてください!まだブログ使い慣れていなくて。

4.格言ページ

本などの名言や憧れの人物の格言などを色々なフォントなどでかき集めてみて落ち込んだ時に。

私のお気に入りは、って書こうと思ったけどたくさんありすぎて選べないから今度そういう記事を書こうかなあ。

5.行ってみたいレストラン、おいしかったレストラン

この自粛期間中に今まで行って美味しかったレストランや、おすすめされたレストランをまとめてみるのも良いかもしれないですね。

6.旅行ページ

行きたい場所でも、行った場所の感想でも。あー旅行大好き♡ だから早く旅行できる世の中になるように今は家で予定を考えたり、リサーチしたり、夢を膨らませておこうっと。

7.夢

何歳になっても夢は増え続けるもの。どんなに些細な夢でも毎日をキラキラさせてくれます。

8.読んでみたい本、見てみたい映画

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(左)見たい映画とシリーズ (右)読みたい本

 

やっていくうちに、こういう事をメモしたいな、など出てくると思うのでバレットジャーナルはの醍醐味である自由を存分に楽しんでください!

 

まとめ

文章とイラストの半々なのでどっちかが苦手でも大丈夫!私も結構適当にやっているので楽しめればそれでいいんです。誰にも見せるわけでもないし。最初のほうは見よう見まねで失敗などもしましたが上手くできると本当に嬉しいんです!普段から紙と触れ合う人も、触れ合わない人も、この自粛期間中Bullet Journalを始めてさらにハッピーな人生を送りませんか?

 

 

 

 

誰か分かって! 誰にも共感してもらえない海外生活長い人”あるある”

外国に住んでいる日本人と話していて「こういうことよくあるよねー」と言うとわかってくれないことがよくあります。なんでだろう、、、と考えてみるとわかってくれなかった人は全員、初めて海外に住む人、または一度も日本に住んだことがない人だったことに気が付きました、、、これって海外を長い間転々としていた人だけが共感できるあるあるなの? それとも私がよほど変わっているのかな、、、?

()の中は解説的なもの。

日常編

1.他の海外に住んでいる人が日本の悪口を言ってやっぱ外国良いよねー、と言っている中、もちろん悪い部分もあると分かりながらも日本をものすごく擁護する。

2.変なところで日本について日本人より知っている。

(情報が少ないから細かい芸能ニュースまでチェックしているので変なところでマニアックな知識がある。でもメジャーなことは知らない。)

3.節分をやたら大切にして恵方巻を食べたがる。(お寿司を食べるための言い訳。そしてお父さんが食べている間にしゃべっちゃいけないというルールを知らなくてしゃべるので、キレて気が付いたら自分もしゃべってる。)

4.「你好」と言われすぎてもはやその言葉で普通に反応して笑顔であいさつをする。(こんにちは以外言えない中国人です。)

5.スタバとかで注文のために名前を聞かれるときに、アジア人の名前は難しいというイメージのせいで最初から分からないと決めつけられているのか、必ず聞く前から紙に書いてくれといわれる。(聞き返されないように工夫してマヤとか簡単な名前を言ってみてもダメ。マリアとかアンでもだめ。なにならいいのー)

6.急に人が話しかけてくると鞄を持つ手に力が入る。(1年365日泥棒対策

7.日焼けを気にしない(もはや好き)

8.話すときに手をすごく動かすからいつも何か倒してる。

9.日本の学校行った後だと先生にyou というのをためらってしまう。

10.電車で日本語が書いてあるTシャツを着ている人を見ると何て書いてあるのか、じろじろ見ちゃう。(親近感わくけどその後に書いてあることが意味不明だと急にその親近感消える)

 

 

 

一時帰国編

1.100円ショップで1万円

(一万円はさすがにいかないけど えっ100円ショップのレジのパネルでこんな金額みたことない、、、ってぐらいかってしまう。そして反省する。)

2.歯ブラシ売り場で洋服売り場か、ってぐらい長い間商品を吟味して選ぶ。

(外国の馬用みたいな歯ブラシは私の口に合わない。だから買いだめして店員の人に、どんだけ虫歯があるの?という顔をされる。)

3.ドラッグストアに住みたい。

4.日本に住んでいても買わないような物をつい買ってしまう。

5.スーパーのパン売り場でそのバリエーションに驚き、新作を一つずつ声に読み上げて感嘆のため息を漏らす。(でも結局買うのはいつものお気に入り)

6.普通に日本語をしゃべっているのにしばらく会わなかった親戚になぜかイントネーションが外国人みたいだと言われる。(私の発音、普通の日本人の発音より日本人です。)

7.スリや盗みのターゲットを見つけすぎてもはや泥棒より泥棒の目。

(見つけても盗まないでただ日本人の警戒のなささに恐怖を感じるだけのところが泥棒との決定的な違い)

8.アイドルや俳優を知らなくて友達におばあちゃん扱いされる。

(知っているのはお母さん世代のアイドルw)

9.ただで出てくる水に感動。(イギリスにはあるけどイタリア、スペインなどは水道水飲めないから有料でミネラルウォーターを頼まないといけない)

10.しずかちゃん並みにお風呂を楽しむ。(日本の湯舟と温泉サイコー)

11.人にぶつかったときのバラエティに富んだ謝り方。(perdón, sorry, scusa... すみませんがようやくでてきた時にはもう相手はいない。)

12.日本に住んでいた頃のしばらく会っていない友達と再会すると「~ペラペラなんでしょー。すごいよねー。」と壁を作られてしまい、落ち込む。

 

 

日本語編

1.日にちの読みの 「ようか」と 「はつか」、でいつも迷う。

2.「切る」と「cut」似ているのでまざっちゃって 「ちょっとハサミ貸して!この紙かりたいの」 と言ってしまう。(それは紙ではなく草)

3.何かを声に出して読んでいて読み方の知らない熟語が出てくるとお母さんに長いレクチャーを始められたくないから、とっさに別の熟語に変えて読む。(怒られないため、と思うと頭の回転が驚くほど速くなる。)

4.使うことわざがマイノリティすぎて友達に理解してもらえない。(漫画でことわざ!みたいな本面白くて何度も読むから若い子が知らないような、ほとんどだれも使わないことわざを知っている。)

5.書いてるとき小さい「や」と「え」で迷い、間違える。(シェア、シャアとか。なぜ間違えるのか全く分からないのでなおしようがない)

6.日本語をしゃべるときと英語のをしゃべるときの声の違い。(日本語の時は低く落ち着いていて、英語の時は高め。)

7.敬語を使うとき不思議な気持ちになる。(あと、あっているのか心配になる)

 

まとめ

楽しんでいただけたでしょうか:) 共感できたのはありますか?私は日本に住んでいたこともあり、海外に長い人の中では結構日本人なほうだと思うのですがこんなに色々ちがうところがあるのか、と面白かったです。よくある ”あるある” とはまた内容が違い、ユニークなものも多かったと思うので海外住んでいる人みんな同じじゃないんだって思っていただけたら嬉しいです!

コロナ、ロックダウン前のイギリス:学校、友達がかかった?、街中、、、恐怖と感心

”ロックダウン” 3週間目くらいのイギリス。晴れの日が続いていて窓の外からの風景だけを見ていると平和でコロナウィルスは悪夢だったのではないかと思ってしまうくらいです。でも”外”の世界では医療関係の方たちが自分の命を危険にさらしながらも精いっぱい私たちを守ろうとしてくれていたり、保育士さんたちやスーパーで働く方たちなどが怖い中私たちをサポートしてくれていたり、、、

日本も緊急事態宣言が出されましたが、今回はずっと書こうと思っていたロックダウン以前のロンドンの学校や街の様子をシェアしたいなと思っています。

 

学校ー日に日に人数が減っていく恐怖

イギリスは他の国に比べて”すべての”学校を閉鎖するのが遅いほうでした。でも親が心配する気持ちは同じで閉鎖の二週間ほど前から徐々に人数は減っていっていました。学校のほうから親などが肺や心臓に問題のある生徒は登校しないように、と言われていたからというのもあると思います。最初のほうは気にならないほどの減りだったのですが一週間前になると教室がいつもより大きく感じるくらいでした。

毎日毎日人数は減っていき、二日前には私の”ハウス”(ハリーポッターのグリフィンドールとかがあるように)では四人のみが登校しました。学校の雰囲気も異様で、先生とすれ違うたびに言われるのは ”Wash your hands" , 手を洗ってください、で 授業が終わると先生たちはみんな ”Stay safe" と真剣な面持ち、、、

クラスメイトが学校がこの規模で閉まるのは第二次世界大戦以来だ、といっていたのを聞き、なんだか恐怖と別のなんだかよくわからない感情が入り混じった不思議な気持ちになりました。世界各国で行われている医療関係者に拍手を送るという行動は人の関係と優しさを感じられて、感謝と団結を表すのにとても良いと思うのですが、クラスメイトのこの話を聞いてからそれがどこか兵士をばんざーい、と送り出す様子と重なってしまいました。

学校は普段、安全な場所、という感覚だったのですがこのときはもうだれが感染しているか分からない、という状況で正直友達のことも信用できませんでした。

 

状況をさらに実感させた出来事

そんな中、下校でバスに乗らないといけなくてたいして寒くもないのにマフラーを巻きながらバスに乗った時のことです。

急にクラスメイトからチャットでメッセージがきて見てみると ”私コロナかも。今日一緒にいた子ごめんねー” と書いてありました。その子は昼頃から体調不良を訴えていて、少し私も疑いながらもあからさまに離れることはできず、ご飯を隣に座って食べていました。最初は いや、悪い冗談でしょ、と思いました。そんなに早く発症するものなの、、、? その子いわく彼女の音楽の先生からうつされた可能性があり、その先生の教え子はみんな体調が悪いとのこと。それでもまだ疑い深い私は”いや、うそでしょ? 面白くない冗談だよ。” 返答。すると帰ってきた答えは”90% 本当。ごめん~でも大丈夫だよ。若いし。” でした。その瞬間私の中で何かが破裂して、、、学校でも全く面白くない、不快なコロナについての冗談を言ってくる人たちがいて嫌だな、と少しイラっとしていたところにこの本当かウソかもわからないほど軽ーいメッセージだったので。もし彼女が本当にかかっていて私にうつってしまっていたとしたら私は今すぐバスを降りるべき、、、

それまでもコロナの重大性は分かっていてもそこまで恐怖を感じていなかったのがその瞬間、彼女への怒りが恐怖に変わり、視点がまた変わりました。

結論を言うと彼女はかかっていなかったのですがこの出来事が私の考え方をガラッと変えてくれました。あっ、こういうことなんだ。誰でもかかってる可能性がある、自分もかかっている可能性がある。いい意味で疑心暗鬼になって本当に気を付けないといけないんだ、と実感しました。その時、バスを見回してみるとさっきまで意外と普通な雰囲気だなーと思っていたのが間違えだったのに気が付きました。家族以外はだれも隣どうしに座っていなく、いつもを見かけないマスク姿の人たちやスカーフを鼻と口の周りにぐるぐる巻きにしているひと、プラスチック手袋をはめている人まで!(これは賢いと思いました。飛沫感染より、ウイルスが付着しているものを触った手で顔を触ったことによっての感染のほうが多いとか。)とにかく私にさらに危機感を与えてくれた彼女には感謝です。

 

学校の対応

学校では密集を避けるため、いろいろな新しいシステムやルールが導入されていました。

  • 学年によって登校時間をずらす
  • 学年によって登校、下校するとき使う出入口を変える
  • お手洗いには蛇口を閉めるとき手で触らないようにティッシュが置かれるように
  • 他の学校の生徒と下校時間が重なって混雑した電車などに乗らなくていいように学校が終わる時間を十分早める
  • 今まであったパンのセルフサービスをやめる

などです。学校という密集を防ぐのが難しい場所で細かいことでもこういう工夫をしていたのはそれだけで少し前よりは安心しました。

 

スーパーの様子

パニック買いが問題になっていた時はスーパーなどが九時から十一時など時間を決め、その時間は高齢者などのための時間というシステムを導入していました。

また、スーパーに入る人数制限などをしていて三十分くらいならばないといけませんでした。並ぶときは二メートル間隔にテープがはられていてそこに間隔をあけて並ぶ、という感じでした。入れるのは一家族から一人のみと決められていて私は入れませんでした。

また、大手オンラインスーパーなどは常連の人が優先されて注文できるようにしたり、閉店の要請で仕事をなくした人たちに配達の手伝いを頼むなどしていてすごいな、と思いました。

近所でも高齢の方のために代わりに買い出しに行きますよ、と手紙が回っていてこういう状況だからこそ助け合う精神が大切だなと改めて思いました。

 

ニュースや先生たちに言われたことー正しい知識
  • コロナウイルスが体内にいても感染しない場合がある。でも他の人にそのウイルスを映してしまう可能性はあるから常に気を付ける。
  • 感染の疑いがあっても高齢者やunderlying health issue(持病) がなくて症状が軽い場合は自宅療養で病院にはいかない
  • 一週間しても症状が改善しない場合は電話で相談する。
  • 顔を触らないようにする
  • 手を洗う
まとめ

長い記事になってしまいましたが最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

この状況の中、外で働いてくださっている方々に感謝、そして一緒に頑張りましょう!

 

 

イギリスの現地校:コロナの影響でオンライン授業‐どんな感じ?

イギリスでは3月20日に学校が休校になり、私の学校はそこから春休みまでの一週間、授業がすべてオンラインで行われました。初めての経験で戸惑ったりもしたのですが色々と感心したり驚いたりしたことがあったのでそれをシェアできたらな、とおもいます。

*すべての学校でやり方は違うのでここに書いてあるのは私の学校についてです!

 

 

システム

私の学校では宿題や通知をチェックするために日頃から生徒と先生が使っているウェブサイトがあります。(テクノロジーと無縁な私はついチェックするのを忘れ、大事な通知を見ていなくてお母さんに怒られます。笑)

オンライン学校の時はその日のスケジュールや、必要な教材、他のウェブへのリンクが毎日そこで更新される、というシステムです。

すべてがこのウェブにあるので簡単で良いシステムなのですが、逆にいうとそれが動かなくなると、何もできないというデメリットにもつながってしまいます。全校生徒がいっぺんに同じサイトにログインするので一度、パンクしてしまうということがあった時は大変でした、、、(そのおかげで一日勉強しなくてよくてみんな喜んでいたというのは内緒です;))

教科&内容

教科は普段とほとんど同じですが家で一人でやるのが難しい演劇、美術、デザインテクノロジー、そして音楽は時間割には含まれていませんでした。

内容は復習ばかりかと思いきや、たくさんの教科で新しいトピック!

数学、理科と哲学は全く新しいトピックを先生が作ったパワーポイントをみて、メモを取って、問題を解く、という感じでした。(意外と分かりやすくて下手な先生に教えてもらうよりはいいかも!)国語(英語)、歴史、地理は新しいけど前のトピックと関係があって事前知識や背景を知らなくてもできるようなものでした。外国語は毎日あっていままでの復習のためのエクササイズ。

授業が終わるのはいつも通りの時間。

ここで私が特に感心したことです、、、時間割がいつもと違うこと!家だと集中力が続かないかも!というのが心配だったのですが先生たちはそんなことお見通しで、集中力が続くように通常より一つ一つの授業の時間を短くすることで長い間同じことをして飽きないようにしたり、休み時間を多めに入れたり、昼休みを普段より早めに入れてくれたのです!(腹がすいては戦はできん!うん!)そして、、、もう一つ嬉しかったのが宿題がないこと。まあ、細かく言えばあるんですけど、授業中にやったものを提出する、という物でエクストラじゃないんです:) 宿題の件は始まる前ずっと心配で、、、授業中も家でやっているからそれ自体が長ーい宿題をやっているように感じてしまいそうなのにさらに宿題があったら集中力が、、、

無駄な心配に終わってよかったです!(なんかものすごく集中力がない人みたいに聞こえるw)

先生たちは私たちがちゃんと勉強していたか確認できるし、私たちは自由時間が増えてハッピーだし、、、ウィンウィン?一石二鳥?ま、とにかく良いってことです。

 

パストーラルケア(心のケア)

これは本当にさすがだなあって思って。オンライン授業を通じて改めてこの学校すごいなって思いました。

やっぱりずっと家にいて、外に遊びに行けないし、友達にも会えないし、とストレスになってそれがもっと重大なことになってしまうかも、、、というリスクを避けるためにものすごく先生たちが考えたようです。毎日学年のトップからメールが送られてきて、そこには今日のスケジュールだけでなく歴史上、今日何が起きたか、面白いビデオ、新しい言葉とその語源、、、などがかかれています。それで少し楽しい気持ちで一日がスタートすると、休み時間の後半では新しいことに挑戦する時間、というのが設けられます。ウェブサイトに色々なオプションがあってそこから選んでトライする!という時間です。例えばフォトグラフィー、手話、野鳥の鳴き声の区別など!(この野鳥のやつが面白かった!)

そして昼食の前はエクササイズ!毎日違う運動メニューが送られてきます。昼食の後は読書の時間。午前中に結構ヘビーな授業があり、だいたい午後はリラックスした感じです。

こういうケアのおかげで全然ストレスフルじゃなかったし、集中しながらもリラックスした気持ちで勉強に取り組めました。

 

コミュニケーション

オンライン授業になる前に、先生達から説明などがあって、その時にとても明るい顔で話していたのがすごく印象的で。「自由時間が増えるからテレビ見たり、本読んだり、楽しんでくださいね!」と言われたときに先生にテレビ見な!って言われることなんてなかなかないし、なぜかうきうきしました。あ、大変な状況だけど楽しいこともしていいんだ、って。ニュースでは悲しい話ばかりだし、大変な状況なことも、家にいても勉強しなくてはいけないことも生徒は分かってるのに「勉強しろ」と言われると疲れるのでこの先生のポジティブなとらえかたと伝え方がいいな、と思いました。

週の終わりには担任の先生から楽しいメールがきて、こういう時に改めて人と人との関係、支えあいが大切で有り難く感じられるのだなと改めて思いました。

 

まとめ

大変な状況ですが、この状況だからこそ学べる事、感じられる感謝や温かさがあると私は思います。日本も緊急事態宣言がついに出て、大変な時だと思います。ポジティブな気持ちを忘れず、一緒に頑張りましょう:)