物語のないMONO-語り

中学生の海外生活の日々を描く

働いて支えてくださっている方々に感謝を伝えるには‐私たちに今出来ること

コロナの状況の中でも職場に足を運び、リスクと隣り合わせで働いている人達がいます。医療関係者、スーパーの店員、介護福祉士、ごみ収集作業員など他にも私たちがこの非日常的な世界でできるだけ「日常」を過ごせるよう、頑張ってくださっている方々がいます。そんな方々に感謝を伝えたい、と思ってもこの状況ではなかなか難しいですよね。でも出来ることはあるんです。私の学校から送られてきたメールの内容や、イギリスのニュースで言われていること、街中の人々がやっていることなどを参考に今、私たちにできることのいくつかを書いていきたいなと思います。

 

ごみ収集作業員へ感謝のメッセージ

コロナの状況でなくても、ごみの収集は危険で大変です。今、みんなが怖い中、作業員の方々も外に出たくないだろうに毎日私たちのために頑張ってくださっています。忘れがちだけれど、彼らの働きがなければ私たちの毎日は回らないといっても過言ではないでしょう。まさに縁の下の力持ち。そんな作業員の方々に感謝の気持ちを伝えてみませんか?

ロンドンの多くのエリアでは各家庭が大きいごみ箱をいくつか家の外に持っていて、そこに分別しながらごみが入った袋を入れて、エリアによって違う、一週間に一度の回収日に中身が持っていかれます。日本でも生ごみの日はごみ箱ごと置くエリアもあると思います。そこで、感謝のメッセージを書いたポスターをごみ箱の見える場所に貼っておきましょう。ごみ箱を持ち上げるときに気づいてくれて感謝のメッセージが届くように。

長い文章でなくて、一言感謝のメッセージを書き、イラストや色でデコレーションするなどだけで良いんです。デコレーションだって苦手だったり恥ずかしかったりしたら文字だけでも。

f:id:K1K1uk:20200511022022j:plain

私が貼る予定のもの

窓から人と道をハッピーに

f:id:K1K1uk:20200511024337j:plain

イギリスの公園で見つけた虹

イギリスではこの状況の中でもポジティブにいるために虹の絵をかいて道路に面した壁に貼る、という動きがあります。この間散歩に行ったら道が虹の絵で溢れかえっていて、その光景が美しくて、優しくて、、、前向きな気持ちになれました。会えないけれど今まで以上に私たちは心で強くつながっているのだなと実感しました。

そこで私は日本でもこのような動きが広まればいいのにと思い、そう簡単に広がらないものと分かっていながらも始めてみることにしました。日本と考えると思い浮かんでくるのは美しい自然。花ってお祝いの時に送られたり、見るだけで明るい気持ちになれますよね。なので私は花がいいと思いました。好きな花の絵をかいて道から見える場所に飾り、日本の道を色とりどりの花で溢れさせる。今は旅行が出来なくても、友達や家族に会えなくても、こうやって繋がっていられる方法はある。花の数は優しさの数。

いつもツイッターを使わないのでフォロワーはいないし、そこで書いただけだと広まらないのレベルにも達しないくらいなのでここでもお願いしたいなと。

 

 

f:id:K1K1uk:20200511032131j:plain

紙はエコのために裏紙で

自分も他人もハッピーになれるように、日本の道を花と優しさで埋めるため、これを読んでくださった方、シンプルな絵で良いので好きな花の絵を描いて、道から見える場所に貼ってください!そして、友達や知り合いの方などにもできれば広めていただけると嬉しいです。たくさん広がらなくても、他のだれかについて考え、行動する時間というのは大切だと思います。お願いします!#花で笑顔を咲かせよう

 

買い物を代わりにする

近所に体が不自由なお年寄りはいませんか?もし、いるとして、知っている方だとしたら代わりに買い物に行く、というのはいいアイデアかもしれません。もちろん、買ったものを渡すときは会わずにチャイムを鳴らして、買ってきたことをインターフォン越しに伝え、ドアの前に置いておく、そして受け取ったほうは除菌する、など安全面は気を付けないといけません。でもこの状況の中、重症化しやすいお年寄りの方々は買い物に行くのに不安を感じているかもしれません。そんな方々のために、電話などで必要なものを聞いて、代わりに買うというのはお互いを支えあえるいい方法なのではないかと思います。一人で寂しい思いをしていらっしゃる方もいると思うので電話などで体調を聞いたり、雑談をするのもいいですね。こういう時こそ近所同士の支えあい、というのが大切になってきます。私もお母さんが少し前に仲良くなった近所の方にたまに届けに行ったりしています。

 

笑顔でいる

笑顔というのは不思議なもので、笑顔になるだけで良いことが舞い込んできたり、前向きな気分になれたり、その上見た人をまでハッピーにしてしまうのです。このストレスがたまりやすく、不安も抱えやすい今だからこそ笑顔の力を信じて笑ってみるのはどうでしょうか。ポジティブになれるかもしれません。周りの人もきっとあなたの笑顔につられて少し明るい気持ちになれると思います。

 

まとめ

「今私たちにできること」は家にいることだけではないのかもしれません。些細なことに思えても、感謝を伝えるのは忘れやすい分だけ大切で、誰かの心を癒し、元気を与えることができると私は思っています。そんな簡単なこと、、、と笑うのではなく、簡単だからやってみよう、が誰かの一日を良いものにして、優しく、明るい社会になるのではないかな、と思います。不安なのはみんな一緒だからあえて笑ってみよう。そして誰かを少しでも幸せにしてみよう。今こそ、勇気と優しさの大切さを感じ、伝えるときです。